大会長あいさつ


 

 

大会長

木内 敬太

人間総合科学大学 助教、博士(医学)

キャリアコンサルタント、臨床心理士

REBT心理士、アサーションファシリテーター

本学会認定ティーチング・アシスタント

 


第22回大会の大会長を引き受けることになりました。木内と申します。身に余る大役ですが、この機会に、これまで多くの学びを与えてくれた学会に恩返しをしたいと思い、引き受けさせていただきました。お引き受けしたからには、皆さんの記憶に残る大会にしたいと考えております。

せっかく地元のさいたま市で大会を開催できるということで、会員・非会員の方含めて、多くの方に参加してもらいたい。カウンセラーだけでなく、教師、キャリアコンサルタント、コーチ、保健師、医師など、様々な職種の方に参加してもらいたいという思いから、大会テーマを「学び合う社会」としました。これまで大会に参加したことがないという会員の方、学会に参加するのは初めてという非会員の方や学生の方には特に、この機会に気軽に参加していただきたいと思っております。

基調講演は私の所属する人間総合科学大学で、大学院の臨床心理学専攻専攻長を務める島田凉子先生に「中年クライシスを理解するー臨床心理学・心身健康科学の視点から」というテーマでのお話をお願いしております。「心身健康科学」とは、人間の生涯にわたる健康を心身相関の観点から探求する学問です。多職種の参加する本大会に相応しい有益な講演をしてくださると期待しております。

その他、新しい試みとして、シンポジウムや一般演題と並行して、「カフェセミナー」を開催します。こちらは、各領域で活躍する方々にお集まりいただき、お茶を飲みながらその領域の認知行動療法/REBT実践に関する簡単なセミナーをきき、共通のテーマに沿ってディスカッションをしていただくものです。今回は「教育相談」「コーチ/キャリコン」「産業保健」の3つのセクションをご用意いたしました。3名の優秀な実践家の先生方に講師をお願いしてあります。共に学び合う仲間を見つける機会にしていただければ幸いです。さらに、展示会場を設置します。そこでは、21世紀の研究・実践に役立つ様々なツールや学習機会に関する情報に触れることができる予定です。そして、一般演題は口頭発表とポスター発表のそれぞれで募集します。研究成果の報告に限らず、実践報告や新しい企画のアイディアなど、幅広く演者を募集したいと思っておりますので、ドシドシご応募ください。

最後に、懇親会会場は、市民会館うらわと浦和駅の間に、100人まで対応できる場所を確保してあります。こちらも大会同様、気張らずに参加できる雰囲気です。ぜひ泊りがけで、大会、懇親会、研修会と参加して、この機会を満喫してお帰りいただければと思っております。もちろん、懇親会にも、学生、非会員、初めての方大歓迎です。未来の日本を明るくする同志として集い、認知行動療法/REBTを一緒に学びましょう。